2tトラックをすぐに運転できるものなのか?

車両感覚

 

2tトラックの標準ボディーでしたら、全長は乗用車であるトヨタのクラウンとほぼ同サイズになっています。2018年発売クラウンのボディサイズは、全長4,910mm、全幅1,800mm、全高1,455mm。2tトラックの標準ボディーは、全長4,920mm、全幅1,890mm、全高2,820mm。荷台内寸法は長3,150mm。この2t車サイズは宅配便で走っている、ヤマト運輸さんの集配をしている車くらいのサイズです。

 

但しこのトラックの車両サイズというものは、運転席の高さ、荷台寸法等の違いにより種類が多くあくまで一例と言えます。ですからレンタカーで借りるならレンタカー屋さんに実際のサイズを確認するのも一考です。高さに圧倒されて「大きい」と感じるかもしれませんが、実際は乗用車サイズ程度の大きさしかありません。

 

しかしこれをどう考えるのか。少なくとも安全面を考えると、慣れるために広い場所で練習をした方がよいでしょう。とにかく事故を起こしては何もなりませんから。

 

運転感覚

1つめは普通自動車に比べてブレーキをかけてから止まるまでの距離、いわゆる制動距離が長くなることです。平均的な普通自動車の総重量は約1.5トンです。2tトラックは最大積載量の3トンを積むと総重量が5トンほどにもなり、普通自動車の約3倍の重量になります。

 

そのため、普段の運転と同じ感覚でブレーキをかけても、思ったところに車両は止まりません。なので、2tトラックの運転に慣れるまでは早めにアクセルを離したりブレーキをかけたりして、余裕を持って止まれるようにした方がベターです。

 

2つめは、バックでの運転が難しいことです。2tトラックではルームミラーによる後方確認ができないため、基本的にはサイドミラーと目視のみでバックします。慣れれば問題ありませんが、心配であればバックアイモニター付きトラックの方が良いでしょう。トラックによってはバックモニターが装着されているので、先に乗る車を確認しておく方が安心です。

普通免許で2トン車を運転できるのか

2tトラックの運転には普通免許、または準中型免許が必要です。ただし、免許の取得時期によっては運転できないので注意が必要です。どうしてかというと、平成29年3月12日に実施された道路交通法改正により、各免許で運転できる車両の条件が変更されたからです。

 

法改正前に取得した普通免許の最大積載量の条件は3トン未満ですが、法改正後に取得する普通免許では2トン未満に下がります。

 

平成29年3月12日以降に普通免許を取得しても、2トントラックは運転できないのです。その代わり、その法改正では準中型免許が新設されました。車両条件の最大積載量が4.5トン未満なので、2トントラックを運転できます。もちろん中型免許や大型免許でも運転できます。

ミッションはマニュアル、またはオートマチック?

もしあなたがオートマチック車しか乗れないとしても、レンタカーで貸出の2t車は乗用車同様ほとんどオートマチック車ですので、あまり問題ないと思われます。

 

運送会社でプロドライバーになるなら、そうはいかないかもしれません。ただ運送会社でもオートマチック車が増えていますので確認して下さい。

 

安全運転が最重要です!

慣れないトラックなので安全に運転できるのか、初めてならやってみないとわからいないというのが、実際ではないでしょうか。その場合、「運転手付きトラックのレンタル」というのも選択肢の一つではないでしょうか。

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